心房細動の治療

カテーテルアブレーション治療後の止血について

止血とは

カテーテルアブレーション治療後は、太ももの付け根などから挿入していたカテーテルを取り除きます。カテーテル挿入部(穿刺部)の出血を止めることを止血と呼びます。

現在、国内で行われている止血の方法は、大きく分けて3つあります。出血部を圧迫し止血する方法、糸で縫合し止血を確認してから抜糸する方法、そして止血デバイスと言われる太ももの付け根からの出血を止める専用機器を使用する方法です。

【国内で実施されている3通りの止血方法】

国内で実施されている3通りの止血方法 国内で実施されている3通りの止血方法

止血デバイスを使用せずに止血する方法

止血デバイスを使用しないで止血する方法で主に行われるのは用手圧迫です。出血している箇所に対し、医師が強く手で押さえることによって止血します。押さえる時間は挿入していたカテーテルの太さにより異なります。また、手で押さえなくても良いように出血している箇所を糸でぎゅっと締めて縫う方法もあります。これを8の字縫合、或いはZ縫合と言います。この方法では、縫合で使用した糸を数時間後から翌日に取り除きます。

止血デバイスを使用して止血する方法

止血デバイスは、糸を使用するものとコラーゲンを使用するものの2種類があります。
コラーゲンを使用した止血デバイスの場合、留置されたコラーゲンは90日以内に体内に吸収されます。

止血デバイスを使用すると、カテーテルアブレーション治療後に歩行できるまでの時間が短くなります。なお、体格や血液の状態、アレルギーの有無などの理由によって、止血デバイスが使用できない場合もあります。

止血デバイスの種類 止血デバイスの種類
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