心房細動の治療
カテーテルアブレーション治療後の心房細動再発リスク
カテーテルアブレーション治療(アブレーション治療)は、心房細動の根治術として、国内で年間およそ12万例行われている治療法ですが、治療後に心房細動が再発してしまう可能性はゼロではありません。
海外の研究結果(5年間の追跡調査)によると、アブレーション治療を1回行った後の心房細動再発率は、発作性心房細動の場合で約44%、持続性心房細動の場合で約56%になるといわれています。また、再発した患者全体の58%が治療後1年以内に再発していると報告されています。 薬による治療の場合、発作性心房細動でおよそ60%の方が再発し、持続性心房細動の場合だとそもそも90%の方は薬が効かないといわれています。
これらの数字を高く思われるかもしれませんが、アブレーション治療を複数回受けることで、心房細動再発率を下げることができるともいわれています。
- 心房細動の
種類 -
- アブレーション治療後の
心房細動再発率 - 1回治療を受けた時
- 複数回治療を受けた時
- アブレーション治療後の
- 発作性心房細動
(発作が7日以
内に治まる) - 約43.8%
- 約29.9%
- 持続性心房細動
(発作が7日を
超えても続く) - 約55.6%
- 約38.2%
心房細動の種類によらず、
アブレーション治療を複数回受けることで
心房細動再発率を減らすことが期待できる
アブレーション治療を複数回受けることで
心房細動再発率を減らすことが期待できる
出典
Incremental Efficacy for Repeat Ablation Procedures for Catheter Ablation of Atrial Fibrillation: 5-Year Follow-Up
JACC Adv. 2024 Sep;3(9):101200
https://www.jacc.org/doi/10.1016/j.jacadv.2024.101200
なお、一般的に心房細動の進行が「発作性」「持続性」「長期持続性」と進むにつれ、再発のリスクも高くなるといわれているため、進行の初期段階で心房細動を発見し治療することが大切です。





心房細動の進行が進むほど再発リスクも高くなるため、
早期発見・早期治療が大切です。